まあ、なんと美しい五月だこと。
日本のあちこちは人でいっぱい、中には家族五人で三時間待って「生シラス丼」を食べようという人も。
そんな映像を見ているだけで、こちらはすっかり疲れてしまうのだが、こんなことが難なくできて、それが家族の想い出にもなるのが、やはり家族の若さだろう。

昨日、仕事終わりで、ピアノの大貫さんが。
「これから家族がいるので」と、車から降りて電車に乗り換えるのを見て、感無量になった。
そうか、彼も家族を持ってるんだものなあ。
と、いまさらのように感じ入ってしまった。

会ったときは青年だったのが、今や妻子を持つ大黒柱だ。
家族、家族。家族かあ。

そういえば、私だって使ってる。
父親のホームに連絡するときには、誰々の家族ですと言う。
こちらの家族は、もうすっかり老いた家族ではある。
親も子もヨレヨレといっていい。

そんなヨレヨレ家族だが、若い家族だったことももちろんあって、そんな昔話を母親と話す。
あの時君は若かった、なんてBGMが聞こえてきそうだ。

さ。今日もまたヨレヨレ家族はがんばる。
人という字は、支え合ってるもんなあと自分に言い聞かせ、がんばる。

ああ、でも、肩がぱんぱんだぞ。