打ち合わせしない打ち合わせ。

来月の阿川さんとのライブ。
打ち合わせなどしてみようということになった。

休憩をはさんでの二時間半以内。
そのくらいのライブだが、やはり何をどうするかは決めておきたい。
など、思った私たちだったが。

まあ、なんというか。
決まり事拒否症というのか、段取り崩し症というのか、二人ともがそんな性格だったことを、初めて知った。

私たちがお話をしたのは、これまで仕事上だった。
阿川さん司会のテレビや週刊誌での対談、そして残間里江子さんとの鼎談。
思えば二人で、まったくの世話話のような雑談はしたことがなかった。

そしてわかった。
ああ、私たちに「構成」というものはできないのだと。
だからといってどなたかに、それをお願いすることもできない性格なのだと。

もうさあ。しょうがないよ。
という結論。

大きなホールならムズカシイが、今回の会場の大きさなら、なんとかなる気がしてきた。
つまり、私たちもお客さまも、共に先が見えないジェットコースターに同乗した気持ちのライブ。

新鮮といえば新鮮。
これが凶と出るか吉と出るか。
わかりません。
けれど、私たちもだてに長いこと生きてきたわけでもなく、多くの涙や後悔を越え今に至っているわけですから、おそらく大丈夫だと思われます。

これがうまくいけば、図に乗ってシリーズ化するかもしれません。
いやいや、まずは来月。
目の前のことを、きちんと乗り越えます。