テレビをつけると、また大谷選手。
もはや、この人の活躍はこの国の希望だ。
大谷さんが、これから当然オジサンになることなど、まったく信じられない。
それほど、この人は少年でもある。
知恵ある大きな野球少年に見える。
そして、テレビ越しに、良い匂いがするような気がする。
流行りの過剰な香りではなく、石鹸とひなたの匂い。
馥郁(ふくいく)という言葉のような控えめな、でも漂ってくる匂い。
やはり大谷さんは、良いなあ。

ただ、できれば、そろそろ通訳なしに英語でインタビューに答えてほしい。
お相撲さんは、どの国の人も日本語で話す。
こんな難しい言語を習得していることに驚き、尊敬する。
サッカーでもバスケットボールでも、みんなその国の言葉で応じているのに、なぜか野球だけ違う。
あのイチローさんも、意固地にさえ思えるほど、公の場では英語を使わなかった。
大谷さんもそろそろ「一人」な感じで存在してほしい。

とまあ、そんなこと思っていると、今度はヌートバー選手が日本のCMに登場とのこと。
ナントカバーというお菓子の宣伝。
メイキングの映像が出て、そこではディレクターが「大好き」というセリフの指示をしている。
ヌートバーさんは、その通り言おうとするが喉がつまったような反応。
そうなのだ、日本語は喉をつめる喉声になりやすい言葉なのだ。
英語は喉の奥が開く言語だから、風邪をひいていても出しやすい。
(昔、ピアノの弾き語りをしていた時も、声が出ない時には英語の歌でなんとか急場をしのいだ)

大きな胸に響かせるような、良い声のヌートバーさんは、でもちゃんと最後「大好き!」と言った。
ううむ、可愛い。

てなことで、今朝は気持ちの良い朝である。
良き青年たちを見た良き朝である。

なんだこれ。