JIM NET(ジムネット)というNPO。
毎年、缶チョコ販売で、イラクやシリアの子供たちを支援している団体。
そのオンラインイベントにうかがう。

湯川さんや加藤登紀子さん、専門家の酒井啓子さん、そして、団体代表の鎌田先生。
それぞれのお話は、それぞれの人生を通ったものなので、わかりやすく身につまされる。
誰かが誰かのために。
言葉は簡単だけど、それを実行している人は少ない。

私も、いくらかの毎月募金と、この缶チョコと、街角でビッグイシューを買うくらい。
それでも、砂粒の一つくらいの助けにはなるのかと思う。
そう思わないと、つらい。

このようなNPOの活動など不要になればいい。
でも、次から次へと世界には戦いが生まれる。
地球上で、同じ種の生き物と殺し合うのはニンゲンだけで、その歴史は一万年以上昔かららしい。
絶望、という言葉を登紀子さんが言われた。
それでも、希望の光を求め人は歩かねばならないのだと。

このイベント会場が神田神保町の文房堂さん。
石造りの立派な建物で、入り口の窓ガラスに「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」と大きく書いてある。
その通り扉を開けると、もう夢のよう。
不思議の国のアリスのフィギュアやぬいぐるみや小物など、めくるめく有様。

岩波ホールが跡形もなく消えた神保町だが、まだまだ気概がある。大したものだ。
帰りに、路地裏のおでん屋さんに入る。
めっぽう旨い。
店員さんたちも若い、お客さんも若い。
まだまだダイジョウブ。
これはこれで希望の光だ。

と、ちょびっとほろ酔いしました。