ときどき、この人は神からの贈り物かもしれんと思われる人が現れるが。
野球の大谷さんは、まさしくその一人だ。

昨日、とうとうWBCを見た。
大谷さんが先発と聞いていたので、見てみた。
デカい。顔いい。足長い。笑顔可愛い。

みんなで一緒にがんばる野球少年が、そのままデカくなったような懸命さ。
自分が打たれて引っ込んでも、そんなこと気にもしていないように、ベンチで声をあげ叫び応援する。
そうか、野球ってみんなでやるんだもんな。

空気は伝染する。
落ち込んだ空気を持ち込んだら、それはみんなに伝染する。
そんなこと、この青年はあったりまえにわかっていて、というより、やっぱり、自分の出来不出来など、いちいち気になどしていなのだろう。
とにかく、前だけむいてがんばる。

その姿に、なるほどなあ、と教えられ。
これは誰にでも教訓になるなあと感心した。
いちいち落ち込んでいてもしょうがないのだ、人生ってやつは。

他人の目、他人の評価など、なんの意味があろう。
うまくいったらうまくいった、うまくいかなかったらうまくいかなった、ただそれだけのことだ。
片道切符で走っている人生号は、途中で降りることができない。
乗っている間、走っている間、車窓の景色を楽しめばいい。
それがどんな景色でも、それを見て泣いたり笑ったりすればいい。
そのうち、いつか終点に着く。

自分を一生懸命に生きること。
その楽しみと潔さを、大谷選手という青年が教えてくれた。
やはり、この人、天からのギフトかもしれん。