今しがたまで、ラジオ石巻の収録をしていた。
もうすぐ3・11。
あの大震災から12年だ。

ラジオ石巻は、コミュニティラジオ局で、震災直後からご縁ができた。
当時、配給場所や人との連絡など、コミュニティラジオ局の果たした役割は大きかった。
そこに、ラジオを送るという活動から始まって、長いお付き合いになった。


今年は13回忌。
記念番組が作られ、お声をかけていただく。
スタジオには、今はないサルコヤ楽器でピアノの先生をしていたマナミさんも。
長い長いお付き合いになった。

震災なくしてはなかったご縁だけど、こうして震災後には多くのご縁が結ばれた。
会えなかった魂と、出会えた魂と。
その不思議を思う。

すべてひっくるめて運命なのだなあと思う。
自分が今こうして思うこと、考えること、すべてはシャッフルされた運命から生まれたものだ。
ぐるぐるとキリモミのように、あえぎながら、泣きながらシャッフルされた運命。
運命、などというと大げさか。

3・11には、毎年サントリーホールで、多くの方々とのチャリティーコンサートがあるが。
今年はその前にロケに行くことになった。
南三陸。
初めてうかがう被災地。
その時間のテレビ中継なので、今年はそこで祈りを捧げる。
今から身が引き締まる思いだ。

祈りの日は、もうすぐだ。