夜中に右足の痛みで目が覚めた。
親指がそっていて、ほかの指と分かれている。
眠気で意識モウロウの中、これは変だと懸命に起き上がった。
これは、「つった」という症状なのかもしれないと、鎮痛テープを貼りまた寝た。

昨日の新宿のシャンソニエライブは、一時間半のステージを昼と夜。
ハイヒールで、しかも、昨年夏には足指骨折もしていた。
そのせいで、体重の支え方が偏っているのだろう。
そうか、こうやって年々歳を重ねるのだなあ、と思った。

ライブは、ピアノのアキオちゃんと、ベースのモリタくん。
ちゃんくんで呼ぶのは失礼だが、今回は許してもらおう。
二人とも30代の若者だ。
その二人は、互いが互いを支えあっている感じがして、一期一会の音が生まれていく。

正直二回ステージは不安だった。
昨年は、疲れ方も尋常ではなかった。
ところが。不思議なもので、カラダは確かに一年古くなっているのに、ココロは生まれ変わっているようなのだった。
日々のことごとで、ココロは試されているのだなあと思った。

にしても。
足の「つり」には驚いた。
寝る前のストレッチをしてもなおこれだ。
しばらくぶりに飲んだビールのせいか。

半世紀を生き抜いたシャンソニエ、新宿シャンパーニュ。
ここでもシャンソンは生きている。
多くのお客さまにお越しいただき、今年も無事終わりました。
皆様に心から感謝いたします。


そうそう。
晩御飯に入った店の壁に書かれていた言葉。
ツイッターでもあげましたが、ここでも。
「餃子を愛し新宿三丁目と二丁目を愛す、それが我等の心意気」
二丁目と言うところだけ小さな縦書きになっているのだけど、これがまたいい感じで。
男も女もカンケーなく、どんな職業でもカンケーなく、みんなで生きてくんだって心意気が溢れています。

これぞ人間讃歌。
新宿、やっぱり好きだなあ。