元日。
母親のところに急ぎ、お雑煮など作る。
あれ、と思ったら携帯電話の電池がない。
残り1パーセントの表示。
うな、ばかな。
と思ったが、しょうがない。
外界との接触を断った。

断ってみれば断ってみたで、何ともない。
正月なので、仕事の連絡もない。

そうだ、散歩に行こう。
そういえば、父親もよく散歩をしていた。
驚くような遠くへもさっさと出かけていった。
歩くことは脳にいいとはよく聞く。
このおかげで認知症もゆるやかだった。

やはり私は父の血をたくさん受け継いでいるなあと、この頃思う。
良いとこも悪いとこも、そうだなあと思う。
がっくりするが、しょうがない。

ここのところ、どうも精神状態が悪く、そんな自分を持て余し、これもボケのはじまりかしらんと疑うのだけど。
まあ、父親の道筋を思い、まあそれも仕方ないとあきらめる。
なるようになる、しょうがない。


一月は仕事が多く、覚えなければならないこと、思いださねばならないことばかり。
ポンコツ度合いは深まるが、ま、しょうがない。

こうして、しょうがないの新年が始まっている。