あけましておめでとうございます。

昨夜は、家に帰ってから紅白を見た。
途中からだったが、あらという間に終わり。
お金も技術も熱意も、ただならぬ。
これだけを詰め込んで時間内に収めるなんて、神業だ。

昔々は、舞台上の紅白二つのマイクスタンドに、歌い手が歩み寄って唄っていた。
もちろんテレビ画面は白黒。
半世紀というのは、遥かな時間だ。

わかる歌もわからぬ歌もある。
それは仕方がない。
それが「時代」なのだろう。

でも、歌い手の「顔」が見える歌は、やはりいい。
その人の想いとか来し方とか、いろんなものが見える歌は、いい。

ユーミンが「青春そのものお」と唄えば、そこに若い顔たちが浮かぶ。
加山雄三さんが「海よお」と唄えば、輝く昭和が見える。
桑田さんたちが時代遅れと言いながら、「平和があ」なんて唄えば目頭が熱くなる。
(それにしても佐野さんカッコよかったなあ。ほれぼれ)

結局のところ、自分のことなのだ。
自分が歌と同化できるかどうかなのだ。

「でも、歌って、やっぱりいいなあ」
テレビを消す時、思わずつぶやいた。
なんのかんのいっても。
やっぱり、歌っていいもんなんだなあ。


てなことで。
今年一年、できるところまで唄っていきます。
皆さまのお心に添わせていただけますよう。

精進いたします。