ヒロさん。
松元ヒロさん恒例のライブへ。

新宿紀伊国屋ホールで四日間。
発売と同時に完売というほどの人気。
二時間の、このライブをヒロさんは年二回続けている。

ヒロさんの芸はまっとうだ。
世の中のオカシイということをオカシイという。
その言い方がオカシイ。

みんな笑う。
これだと、批判されたほうも笑うのではないかと思う。
ヒロさんの芸には愛嬌がある。
愛情もある。
だから、イヤな気持ちにならない。

初日だったこともあり、ヒロさんにはヨレヨレな所が見えた。
が、そのヨレヨレにも愛嬌がある。
みんなが、ヒロさんも歳取ったなあ、でも、がんばってるなあ、だから自分も頑張ろうと思う。

今回のメインのネタは中村哲さん。
アフガニスタンでただ井戸を掘り、水源を求め、緑の土地に変えようとした人。
お話の最後、後ろの黒い幕が開いて、緑の風景が広がる。
ヒロさんがその前に一人立っている。

それだけでもう、胸は熱くなる。
哲さんヒロさん、こんな素晴らしい人たちがいたんだから、いるんだから、まだまだ頑張らなきゃと思う。


さ、これから病院。
父親の退院だ。
今回もまた「追い出し」の感じだが、老人の入院、それも認知症の老人の入院は、ほんとにムズカシイ。
きっと、これが最後になるだろうと思う。

それにしても寒いなあ。
がんばろ。