夜の空からの地球写真。
ウクライナは真っ黒だった。
点々と光の灯る地球に、ウクライナの黒い国土が広がる。

前にも書いたが、今年初めのウクライナ南部マリウポリでは、新年の光に溢れたPR動画が公開されていた。
美しいマリウポリへようこそという動画だ。

停電。
いつ終わるともわからない停電。
冬の陽ははかない。
すぐに闇がやってくる。
東日本大震災の後の計画停電では、計画されたものとはいえ、闇のつらさが多くの人のココロを蝕んだ。

闇はつらい。
辛いから、ヒトは光を求めた。
それが文明のはじまりだろう。

キーウにいる知人たちは、どうしているのだろう。
水も光もないまま、どうしているのだろう。

先だって、ラジオの生番組で「クソヤロー」と言ってしまった。
つぶやくようにぽちゃんと出た言葉だったし、うまくスルーされたけれど、こんなキタナイ言葉が突然出たことに自分で驚いた。

モスクワは、燦燦と美しく輝いている。
黒い土地を横目に、光に満ちている。
一目瞭然の理不尽。


理不尽に満ちた世界だけど、サッカーの試合は続く。
私は、まったくサッカー音痴。
熱狂が風のように耳元を過ぎる。
それはそれで残念。