来月の東京公演に向けてのリハーサルをする。
初めての歌もあれば、ゲストもお迎えする。

ゲストは菅原洋一さんとTSUKEMENさん。
昨日はTSUKEMENさんが来てくださった。
若い音楽家三人。
お会いするのは初めて。

「広い河の岸辺」をご一緒する。
アレンジももちろんおまかせ。
静かな水面のようにはじまったが、途中さざ波立つ。
まったく広い河を小舟で行くような気持ちになる。
これだから音楽はやめられない。
当日、どんな景色が見えるのか、楽しみだ。

音を奏でる人、そしてそれを受け取る人。
それぞれは、それぞれ違う。
その前になにがあったかでも心持ちは変わる。
だから一つとして同じものはない。

それでも、目指すのは共感で感動だ。
そんなこと正面切っていうのは、恥ずかしい気もするが、やっぱりそれしかない。
寄り添ったり、励ましたり、背中を押したり。
私は私自身がいつしか消えているような錯覚を持つ。
そして、それが一番いい。

私が消えて、そこに音楽だけが残る。
熱い気持ちだけを持ち帰っていただく。
それだけを願い、目指します。