目の調子がうまくない。
ひどい近視と乱視と老眼があるはずが、もういまや、どれがどれかわからない。

こんな状態は、老人になるにつれ多くなって、前はメガネで読書していた人が、逆に裸眼で読める、裸眼でないと読みにくい、なんてことも起きる。
現代は、これにスマホというやっかいなものまであるので、いわゆる「ひんがり目」で画面を見ていることに気づく。

これは、片方の目をつぶったり、片方だけに焦点を合わせてシノぐやりかたで、同じようなかたも多いことだろう。
ところが、こればかりしていると、左右の焦点はますます合わなくなり「ガチャ目」状態になる。

ひんがり目やら、ガチャ目やら、忙しい。

そんな時、白内障の手術のついでに、あちこちとうまく焦点を合わせたレンズにすると、全部解決という話を聞いた。
そうか、その手があったのか。
もともと目の中のレンズの老化が原因なのだから、それを新品にしてしまえばいいのだ。

まさに「目からウロコ」。

ただ、そのレンズはかなり高いらしい。
それほどのものでなくても、白内障手術だけでも、術後の視界の明るさは、した人の表情の明るさでもわかる。
自分の顔の毛穴やらが、こんなだったと驚くと同時に、世界はこんなに鮮やかにくっきりしていたのだと驚く。

そして。これをした人は、みなさん、メガネをはずす。
それだけでも、どれだけいいか。
子供の頃から60年あまり、鼻の横のメガネ跡を消すのをもうあきらめた私など、このうっとおしいメガネをはずせたらどんなに良いだろうと思う。


でもなあ、まだ白内障じゃないみたいなんだなあ。
ここらで、お医者さんに相談してみようか。
こんなにシッチャカメッチャカな目は、そろそろレンズ交換てのがどうですかい、と提案してみようか。


ついでに、あっちもこっちも交換して。
なんてのは。
無理か。


そんな私ですが、今週土曜日。
六本木サテンドールで日向薫さんとのライブを。
宝塚の男役スターの方々とは、こうして、ご一緒する機会をいただきますが、どなたも、まあ、ほんとになんてかっこいい。
ほれぼれと見上げてしまいます。

昼夜の二回ライブ。
楽しみです。
もちろんコンタクトつけて唄います。