三つのミュージカルを掛け持ちしているという悪夢で目が覚めた。
心臓がばくばくしている。

昨日。
名古屋でプロモーションをした。
初めの仕事が、NHK名古屋の朝の番組だったので、前夜入り。
この「さらさらサラダ」には、これまで何回もおじゃましている。
コロナ前は、お客さまを前にした公開番組だった。
終わると、お馴染みのお客さまが出口で待っていてくださって、再会を喜び合った。


すべてが様変わりした、この三年。
こんなふうに、世界は変わっていくのだなあ。
こんなふうに、変わってきたのだなあ。
ナニカシラが起きて、それでがらんと世界が変わる。


名古屋の街も、まさに様変わりしようとしていた。
大きなビルがなくなって、新しいものが建つ。
そうかあ、名古屋も再開発なんだなあと寂しい気がするが、それでも、名古屋メシたちは健在だ。

味噌煮込みうどんは、いつも変わらず、味噌煮込みうどんだ。
変わったのは、漬物がおかわり自由ではなくなったこと。
(110円足せば、食べ放題になる仕組みに)


ウナギのひつまぶしや、味噌カツなど、どんどん食が細くなる身には、悔しい。
ココロにカラダが、ついていかない。
それが口惜しい。

それでも。帰りの新幹線に、天むすと手羽先のから揚げを持ち込んだ。
少量なのに、食べきれない。
悔しい、口惜しい。


ボロは着ててもココロは錦。
チータの歌にもあったけど、そうさ、ココロは負けないさ。ココロは丈夫さ。とわが身を励ます。


こんなふうに、カラダとココロがぎっこんばったんする。
そんなシーソーゲームのような状態で寝たものだから、三つのミュージカル掛け持ちなんていう夢を見たのだな。
可笑しいのは、夢の中でも、みんなに謝っていたこと。
「ごめんなさいね、次はもっと覚えてくるからね」

ああ、安眠、したい。

ああ。また味噌煮込みうどん、食べたい。

なにいってんだか。