今度はオミクロンに特化したワクチンが出るという。
10月をメドにしているという。

そんなの早く言ってよ。
と、松重さんのCMのセリフどおり。
そんならそうと早くいってよ。
もう四回目打っちゃったよ。
イヤだって言ってたのに打っちゃったよ。
これで熱出てる人もいるよ。
いったい、人のカラダをなんだと思ってるんだ。


昨日は、来週に迫った「三都物語」の顔合わせと初稽古。
昨年は、ちょうどオリンピック前、まさにその外苑近くの会場だった。
まさか今年もこんな状況で臨むとは。

今回も天童さんとご一緒。
天童さんは、大御所なのに、威圧感がない。
あれだけ長い間、芸能界にいらして一枚看板を掲げてこられたのに、ご近所のお知り合いのようにお話をされる。
そういう雰囲気を持つ人はなかなかいない。

きっと天童さんの北極星は、高みにあるのだろう。
ただ歌を極める道の、そのまた遥かにあるのだろう。
だから、いつも居心地よく、ご一緒させていただく。

ただ、私たちはどういうわけか同じ誕生日なのだった。
そして時々、似てるなあと思う時がある。
競争心が少ない。
あっさりしている。
粘度感が低い。
まあ、自分は自分だし感がある。

こうして、また居心地よく、稽古が始まった。
演出は菅野さん、音楽監督も大貫さん。
スタッフはすべて同じ安心感。
加えて、今回は強力なアンサンブルの若人たちもいるし、心強い。

あとは、コロナだけ。
帰りに検査キットを渡された。

うまくできますように。
みんなセーフでありますように。
祈りの八月だ。

それにしても。
早くいってよ。ワクチン。