朝ドラも、一昨日で終わった。
今回は、そりゃないで的な局面は多かったが(例えば、おもちゃのピアノ弾いてたのに、急にジャズピアニストになっちゃうとか、まったく英語話せなかったはずが、急にペラペラになっちゃうとか)、最後に、全部が幸せなファンタジーのような終わり方で、まあ、これはこれでいいな。と思った。

八方ふさがりの絶望感に襲われる今の状況では、こういうファンタジーに救われる。

それにしても、三代目のヒロイン川奈さんの英語は、素晴らしかった。
特訓を受けたのでというようなことを聞いたが、よほど耳がいいのだろう。勘もいいのだろう。
たいしたものだなあ。


LとRの発音の違いなど、舌の使い方は、むずかしい。
同じRが、フランス語だと、口の奥でこもるような出し方になって、これはこれで益々むずかしい。
日本語にまったくない出し方なので、ぐぐぐぐゲゲゲゲケケケケいいながら、なんとなくそれらしくなっていく。

それでも、まったく話すことも聞くこともできないが、普段使わない口の筋肉が驚くのがわかる。
口の筋肉といえば、それに付随した私のアゴも、なかなか平常にならない。

会う人が皆さん心配してくださるが、どうやら長丁場になりそうだ。
そして驚いたのが、けっこうな割合で、皆さんがこの「顎関節症」に関わってしまったことがあるということ。

私の場合はこうして、とか、私の知人はこうやって、とか、いろいろな情報をいただく。
知らないところで、みんな苦労してるんだなあと、同志のような気持ちになる。


大きな口を開けて、ハンバーガーを食べたい。
お寿司をぱくりと口の中に放りこみたい。
ちょっと硬めなお肉をじっくり噛んで味わいたい。
そして、思ったような声で唄いたい。

どれも今はむずかしい。
でも、まあ、これも人生。
今、できることをできる中で、やります。
不自由も自由のうち、さ。