昨日は朝晩と、泣いた。

まず朝。
父親のホームから、面会はとりあえず11日までは禁止延長と。
やっぱりなあ。
毎週日曜に職員のPCR検査をしているが、その結果が大丈夫でも、もう少し長く様子をみたい。とのこと。
そりゃあそうだなあ。
そりゃあそうだと納得して、それから道を歩いていたら、じじじと涙が出てきた。
父さん、部屋で一人でいて、何を思ってるんだろう。
じじじ。じじじ。涙がつたう。


そして夜。
高梨選手のカラダを折るように泣き崩れる姿に、ただ涙。
なんだよ、失格って。
規定のことなどまったく知らない観客は、ただただ涙。
そんなショックの後、二回目のジャンプをする。その姿にまた涙。
なんとか銅メダルになればいい、との祈りもかなわず、また涙。
沙羅ちゃんの手に、何色でもいい、メダルをつかませたい。もう気持ちは親。

まったくなんてこった。
朝晩の涙のせいで、すっかり乾燥してしまった。
乾燥注意報は、カラダの中にも発令された。


そして今朝。
どんなスポーツにも、当たり前だけど厳しい「規定」があって、張り巡らされたそれらをかいくぐりながら、うまくこなしつきあいながら、勝利への道をひたすら上らなくてはならんのだなあと知った。
その道は、どれほど細く狭く険しいものか。
好きなことをして有名になっていいじゃん、などと軽々しくいえるものでは、決してないのだなあ。

沙羅ちゃん、ほんとにほんとによくがんばりました。