身一つで行きます。

節分だ。
ここで、歳は変わる。運気も変わる。
ということを、最近知った。

こんなことを最近知るようになることは恥ずかしい。
じゃあ、なんで節分だと思ってたんだ。
ええっと、豆まき。
それと恵方巻。
食いもんだけじゃないか、これじゃ。


数年前。
クミちゃん、天中殺らしい、御祓いに行ったほうがいい。と新聞に入っていたチラシを見て母親が言うので、そのチラシを入れているお寺に出かけた。
行ってみると、まだ節分前なので、節分後に来てくださいという。
いい歳をして、そんなこともわからんのだ。
そんなこともわからんで、人生の歌など歌っておるのだ。

今朝、老化細胞をなくす研究が進んでいると、テレビで。
老化を病気ととらえ、新しい細胞ととりかえると、若いままでいられるらしい。
腎機能など、どうしても加齢で衰えるものが、一気に若返るらしい。
確かに腎機能の衰えは、父親で痛感し、私自身もまたどうもいやあな感じは増えてきている。
こんなのがなくなるなんて。こりゃすごい。

でもこれも最新ガン治療と同じで、誰でもができるものでもないだろうし、だいたい、年とったら、よれよれしなくちゃ困る。
よれよれふらふらしてこそ見えてくるものがある。
それこそ人生の醍醐味かもしれない。


私は、できるかぎりさっさとあちらへ移りたい。
親を送ったら、後始末をして、さっさとあちらへ引っ越したい。
この世と違って、持っていくものを考えなくていいのが、うれしい。
身一つ。とはこのことだな。