ぴいぴいと突然音が鳴った。
一昨日のビルボードライブ大阪の楽屋でのこと。

見ると、それまで温度計付きの時計だと思っていたものが、二酸化炭素を測る器械だった。
部屋に満ちる二酸化炭素量を知らせることで「密」の状態がわかるのだった。

ひゃあ。驚いた。
これまで、タクシーとかお店で、ぐるりとした半円の色合いの違いで判るものは知っていたけど。
こんなふうに音の出るものは知らなかった。

三桁なら良し、四桁になると注意喚起。らしい。
そんなに狭くもなく、人数も四人程度、それでも、ええこれでと思うほど鳴る。
静かにしていてもこれだ。
驚いて、ドアを開ける。
一か所だと鳴りやまない。
二か所開けて空気の流れを作る。
すると鳴り止む。

なるほどねえ、やっぱり換気ってこういうことなのねえ、と寒さに震えながら納得する。
こういうちっちゃい機器を、お店のいろんな箇所に置いておけばいいのにとも思うけど、店中がぴいぴい鳴って飲食どころではなくなるかもしれない。

まったく、心の落ち着かない罪なウィルスだ。
ほんとに、人の気持ちをずたずたにする憎いウィルスだ。


一桁になったと思った感染者が、もう四桁に迫っている。あっという間だ。
父親の施設もいつ面会禁止になるやもしれない。
ああ、なんということ。

それはそれとして、今日お伝えしたかったのは、換気というのは、本当にたいしたものだということでした。
寒くてつらいけど、何とかがんばりましょう。

ううう、でも、寒い。