そっか、昨日はクリスマスイブだった。
鶏を食べず、豚を食べた。

クリスマスイブにトンカツ。
隣の席には、赤ちゃんのいる若いご夫婦と、小さいお嬢ちゃん二人を連れたご夫婦、二組で食事をしている。
お店からクリスマスプレゼントのようなものが、子供たちに。
その席が一気に華やぐ。


昼間、母親を連れてまた父親の施設に。
父親は、体つきがどんどんシャープになって、若返っているように見える。
きちんとした栄養管理のせいだろう。
「元気そうねえ」と話しかける母親と二人にしておこうと、ちょっと席をはずす。


あんなに外出ギライの母親が、こうして外に出かける。
そうして、二人で泣いて、帰ってきて一人でまた落ち込むのだ。
なんかヤバいループに入っているようだが、仕方がない。
すべてが初めてのことだもの。
毎日がはじめて。


さあて。これからどうしよう。
そうだった、こんな時のために歌を唄っているのだった。
すっかり忘れていた。

来年、小さいライブを重ねよう。
(出来れば、入れ替えなしに一回こっきりで)
誰の為でもなく、自分のために唄おう。

そう思うと、ちょっと元気が出てくる。
勇気が湧く。

そうだった、こんな時のために歌があったのだなあ。
忘れちゃいかん。