横浜のビルボードで、唄う。
藤澤ノリマサさんのライブのゲスト。

ノリちゃんとの出会ったのは、もう15年前のことだと知った。
彼の故郷でもある札幌でのイベント。
屋外でのライブで、順番がちょうど私の前だった。
クラシックとポップスの両方を一曲のうちに取り込む。
発声もそれぞれが全く違うので、まるで二人の人が唄っているような。
すごいもんんだなあと驚いた。

それから、亡くなった日高晤郎さん主催のコンサートでもご一緒に。
こうして、ご縁は続いていた。

繊細な青年の雰囲気だったノリちゃんは、もう立派な男になった。
年月の荒波に負けない気持ちが、彼を強くしていったのだろう。

でも、まだ30代。
これからどんなふうに歌を唄っていくのか、楽しみでならない。
そんなノリちゃんにお誘いいただいて、ライブをできることは幸せだ。

来年初めには大阪のビルボード。
これもうれしい。


私は、自分の歌い手人生が、どれくらい続くのものか、続けられるのか、想像できない。
今は、介護生活にかなりの重心がおかれているけど、それが、この先どうなるのかもわからない。
人二人の人生を見送るのは、どうみても並大抵ではないなあとは、わかった。

そんな時、ドラマとかで、いとも簡単に人が死んでしまうシーンがあると、ちょっと鼻白むような気持ちになる。
そんなに簡単に人は死なないよ、と思う。
朝ドラでも、翌日突然天国に召されていたというストーリーは、やっぱりドラマだもんなあと、現実に追われる身には気持ちがどこか冷めている。

それにしても。
押したら、たまたまそこにあった石やテーブルの角や、そんなもんにアタマをぶつけ、あっという間に死んでしまう筋書きは、そろそろ止めたほうがいいと思う。
(ていうか、このパターン多すぎ)
それこそ、そんなに簡単に「うまく」人を死に至らしめるぶつかりかたはないです。

と、先だって、ひっくりかえって、椅子の足にぶつかり、後頭部にたんこぶができた時、、あらためて思いました。

いやあ、痛かったあ。