なかなかどうしてやっぱり。
老人の世話は大変だ。

そんな今朝。
テレビに坂口健太郎さんが映ってる。
朝の連ドラ「おかえりモネ」で、主人公の大切な恋人役をしているのだ。

スガナミ先生と言うお医者さん役だけど、このかたはとてもいい。
いや、主人公のモネ役の清原果耶さんも、とてもいい。

清原さんは、数年前に高校生のナースの役をしていて、いまどきこんな女優さんがいるのかと驚いた。
まったく透明なのに、意志があって、邪心がみえない。
そこに、ぽとんとそういう人が存在する、それを信じてしまえる。

坂口さんと清原さんの演技は、朝のひとときを、ものすごく気持ちの良いものにしてくれる。
毎朝、心のリセットをしてくれる。
そういう演技なのだ。

もちろん演技は計算で、作っていくものだろうけど、それよりなにより、その人個人の資質が一番だなあと、この二人を見ると思う。
彼らが何をどう感じ生きているのか、それを感じることができ、ああ、こういう若い人がいるのだなあ、まだまだ世界はダイジョウブだなあと思う、そんな気持ちの良さ。


若いことは、やっぱり美しい。
でも、年老いていくことも、美しい。
そう思いたい。

さあ、今日は、どうなるか。
ドラマは最終回がわかるけど、現実ではわからない。
あらかじめ最終回がわかっていればと思っても、かなわない。


わからないからかなわない。
わからない、と、かなわない。
あれ、なんだか似てるなあ。