この番組とのご縁は、松本さんから。
松本さんの作品は、今でも若い方々に愛されていて、その付録のように私も出演させていただいた。

ところが、ご縁というのはありがたいもので、それから何回かお声をかけられ、昨日も「大人ゲスト」として参加させていただいた。

前回は昨年の一月でしたね、と司会の坂崎幸之助さんが言われる。
そうだった、まだコロナ来襲など思ってもいなかった頃だった。

「しおこうじフォーク村」の番組名からもわかる(わからないか)もうお一人の司会が、ももクロちゃんメンバー玉井詩織さん。

詩織さんは、ふと見せる横顔が、もうすっかり大人の美しい女性だった。
少女から大人へ、こうして変わっていくのだなあと、まぶしくきゅんとする。

昨夜は、ももクロちゃんのメンバー全員も参加されていて、それぞれがそれぞれの美しい成長をしていて、でも、いつも同じように礼儀正しく愛らしい。
幸あれ、と願わずにはいられない愛らしさだ。


名物プロデューサーのキクチさんは、二重にしたマスクから、いつもの好奇心満載の目。
こんなご時世でも、元気満点。
ああ、良かったと安心する。

坂崎さんもももクロちゃんもキクチさんも。
みなさん、お元気だ。
コロナの嵐の中を、こうして生き抜きまた再会できる喜び。


そんな現場にマスコットが現れた。
太田胃にゃん。
「太田」と書かれた名札を胸につけたにゃんこ。
うれしくて、写真を撮る。
ふなっしー以来のツーショット。
なごむなあ、やっぱり。


お台場からの帰り道。
幹線道路には、人影もまばら。
ここにきて、東京はぐっと静かになった気がする。
街をおおっていた熱が、少しずつ下がっていくような。

「歌はどこに行ったの」という曲がアタマを流れる。
番組でみんなで唄った歌。
突然、変わってしまった世界で前をむいて生きようとする歌。
作者を見たら「ウィスキーがお好きでしょ」と同じ。
杉真理さんと田口俊さん。

歌はこうして時代と共に生まれ生きて、私たちを励ましてくれるのだ。