まったくアナログニンゲンだ。
いや、そういう範疇を越えている。

いちおう、パソコンを持ってはいるが、していることはこのブログを書くことだけ。
字が大きいからだ。

写真やらを取り込むとか、データをどうするとか、なんにもない。
なので、大事なことがない。
なにも入っていない。

処分するにも不都合がない。
こういうの、どうなんだろう。


そういえば。
私は、パスタと言えない。
パスタを食べたと言えない。

スパゲッティとマカロニしか言葉が出てこない。

昔、雑誌の原稿に「スパゲッティを作ってウンヌン」と書いたら、編集者に「パスタ」と直された。
いや、違う。
私が食べたのは決してパスタではない。
スパゲッティだ。

今でも、イタ飯屋さんに言っても、スパゲッティと言う。
いや、スパゲッティとしか言えない。
べつだん、こだわっているわけでもないが、子供の頃からそう呼んで食べてきたものを、変えられない。

順応性もなくなってきているのだろう。
こんな言葉一つに、口とアタマが反応しない。


今、今週の仕事用に送られてきた音源に、けっこう四苦八苦している。
いつもそうだけど、ポップスの言葉の乗せ方に苦労している。
若い人たちには、耳馴染みのある乗せ方が、私にはできない。
それが良いとか悪いとかじゃないけど、みんなで唄う時には、一人ズレるのはヤバい。

まあ、一生懸命努力して、ダメだったら、その時はごまかそう。
こういう古だぬきのようなシタタカサはある。

もう、しょうがないんだなあ。
ほんとに、しょうがないんだなあ。

パソコンができないのも、それをできるようにしたいとも思わないのも、パスタってさらりと言えるようにならないのも、決められたノリで唄えないのも。
もうしょうがないんだなあ。

しょうがないけど、それで生きていきたいんだなあ。
自分の呼吸で生きていきたいんだなあ。
努力は、無理することじゃないって思いたいんだなあ。


こういうの、あかんでしょうか。
あかんと言われても、あかんのですが。