グレコでのライブ終わり。

途中、すごい雨が降る。
そのせいで止まった電車も多く、来られなくなったお客さまも。

「ぼく、雨男雨女協会の会員なんです」
フルートの坂上領さんがいう。

おおおおっ、なんと。

そういえば、私もその会員の資格ありだったことを思い出すが、これまで、この二人でこれほどの雨の記憶はない。
マイナスとマイナスでプラスになっていたのか。

それはとにかく。
大貫さんのピアノと坂上さんのフルートで、いやはやなんとも贅沢なライブ。

入れ替え制だと、同じ曲をしてもいいのだろうが、なるべく変えたいと思ってしまう。
そう思うと、一回が90分になる。
二回目など、もっと長かったようだ。


それもこれも、私の「おしゃべり」のせいだ。
なんでもかんでも、その日その場でしゃべる。
そうすると、どんどん長くなる。

これ、あかんのじゃないかとも思うけど、もうどうせ残り少ない人生(と勝手に思っている)、好きなようにやらせていただく。

きちんとしたコンサートなら仕方ないが、こういうくくりのないライブなら、好き勝手がいい。
でないと、唄うことが楽しくない。

楽しくないのに唄っていると、なんのために生きてるのかわからない。
と、もうタガが外れてしまっている。


ただ、やはり、入れ替え無しのライブがしたい。
途中休憩で、お酒のおかわりなどして、ざわざわと過ごしてもらえるライブ。
(ああ、そんな当たり前の日があったのだなあ)
それには、コロナの収束しかない。


でも、どうやら、それもいつのことやら。

秋にはダイジョウブなど、言う人がいるけど、信じられない。
そんな信じられない毎日を、これからも過ごしていく。


今回のグレコライブも延期したものだ。
その頃より、今のほうが数段状況が悪くなっているのに、開かせていいただいた。
お客さまにも来ていただいた。
ありがたいことだ。

さて。これから。

あちこちでのコンサートの季節。
はてさてどうなるのか。

ココロの自由だけは守って、ただ日々を生き抜いていく。
ココロだけは自由に空を飛び、水をもぐり、何をもおそれず。
そんな気概だけは持ちたいなあ。
いや、持つぞ。
負けてたまるか、なのだ。