歯の噛み合わせ。

これは、相当に奥の深い、むずかしいモノであるとわかった。
歯科医にとって、これは、かなりの難問のようだともわかった。

奥歯を入れ替えてから、二か所の医者に行った。
かみ合わせがうまくないです、と訴えた。


そしてどちらの医師も、色のつく紙を歯にはさみ、噛んでください、と、歯ぎしりしてみてください、と言う。

定番の判断方法だ。

それで、これまではなんとかなっていた。
それが、今回なんともならない。

もう私は、一生老人のように柔らかいモノと流動食しか食えんのか、と、絶望した。
(ちなみに私の両親は、カタいモノも平気です)

食欲も落ち、昨日書いたような鳥ガラ系になってきた。

ところが、神さまはおられるのか。
普段から何くれとなくお世話になっている残間里江子さんのブログを覗くと、なんと噛み合わせの調整に歯科医に行ったとの記述!


こんな私事で、申し訳ないと思いつつ、その歯科医のことをうかがうと、早速手配してくださった。

「私は病気のデパートなの、なんでも聞いてね」と普段から言われていた通り、残間さんは、いろんな病気に関わっておられたのだった。


そして、夕方、その歯科医を訪ね検査を始める。

紙をはさんでの検査も、これまでと違う。
上下の歯を右と左にゆっくり動かす。
一つ一つの意味を説明され、そして先生のいうところの「この薄い紙ほどの」歯の表面を削る。

最後に、歯型を取る。
私の口腔内の様子が、これでわかり、どれがどう動くとどうなるかをはっきりさせる手段らしい。

一気によくはなりませんが、ダイジョウブです。と言われ診察台を降りる。
もう小一時間経っている。


きっと、いつもの診察代金とは一桁違うかもと、びびっていたら、なにも変わらなかった。

食事をすると、食べ物ってこんなに美味しかったんだねというように、美味しかった。
しばらく忘れていた生きる歓びだった。


残間さんにお礼の電話をし、寝た。
ああ、こんなに皆さんにお世話になっているのだ。
もう少し、がんばらなくちゃ。

鳥ガラの件では、これを読まれた皆さまからのツイートも含め、たくさんのご心配をありがとうございました。

で。
今日はライブ。

満席御礼ではありますが、この状況で、どうなるか不安。
とはいえ、もうワクチン二回打ったから行くよと言うメールもあり、身支度して出かけます。

さあっ。