情報番組を見ていたら、最後に視聴者の質問コーナーというのがあって。そこに。
「お酒は芍薬の長といいますが」という文字。

え、あれって、百薬じゃなかったっけ。
すぐに、調べると、やっぱり百薬。

その後、この番組の最後に誤り訂正があったかどうかはわからないが、これってちょっとどうよな感じはする。

質問をラインで受け付け、それを、スタッフが点検し、スタジオで公開するのだろうけど、点検機能が、この頃とても甘いなあと思うことが増えた。

天気予報士のおにいさんも、時々、思いもかけないような言葉を使い、はらはらする。
まあ、この場合は突然のことなので、仕方ないとしても、芍薬の長をスルーしてしまうスタッフはヤバい。


スタッフに若い人が増えたのかもしれない。
こういう言葉を知らない人が多くなったのかもしれない。

でも、たとえばNHKだったら、これはないだろうと思う。
言葉のチェックシステムは、厳しいだろうと思う。


こういうことを「些細」なこととするのは簡単だけど、がっかりする。
多少でも、信頼を置いて見てるのだから、がっかりする。


この芍薬。
江戸っ子が「ひ」と「し」をうまく言えない、というところから出てきたらしい。

時代劇はどうも苦手だったが、この頃、ちゃきちゃきの江戸弁が出てくる時代モノに、ひかれている。
もし、どっかヘタイムトリップできたら、ぜひとも行ってみたいのが江戸。

長屋のすみっこで、ちょっくら酒のいっぺえでもひっかけてみてえもんだ。と思う。