昨日一日。
胸にフォルダーというらしい計測器を貼り。
そして、今朝、先ほど、病院に行ってきた。

ほんとに、いい先生だなあ。
と、こんなことに感心している場合じゃないけど、丁寧な説明に、心明るくなる。

そうなんだな、誰もみな、不安の中医者に来るのだ。
不安でない人なんていない。

それに寄り添い、寄り添うだけじゃなく、きちんと説明をする。
それで初めて、患者は安心する。


私の場合、とにかく、不整脈だらけが続き、心臓も少々へばったらしい。
心筋梗塞などの、心臓本体は悪くないけど、どこかがつっかえる。
ストレスから身と心を守るお薬を、まず飲んでみましょうということになった。

ストレス。
このやっかいなもの。

これをうまくかわしながらやってきたつもりだけど、ちょっとしたトラブルがあると、心臓がぎしぎしするということか。
老親の世話は、これからが本番なのだから、もうちょっとタフでいたい。

でもまあ、それが生身のニンゲンていうものなんだろうなあ。


帰りがけ、レジで「すみません、私を診てくださった先生のお名前は」と聞く。
「ええっと」と親切なその女性が、紙を取りだす。
これまでそんな質問を受けたことがないようだ。

その小さな紙には、苗字がない名前だけ。
あ、そうか、ここはみんなご家族なのか。
お父さんと息子さん二人ってことか。


ネットでは、めったにないほどの高評価のこの病院。
先代から続く、小さな個人病院。

ああ、いいところに来たなあ。
運が良かったなあ。

そうだ、いつも運が良かったと思えばいい。
どんな時も、どんな状況になっても、これで良かったと思えばいい。

フォルダー計測器の詳しい分析はこれからということ。
だいじょうぶ、だいじょうぶ。

なんとかなる。

マスクの中、にっと笑ってみた。