朝の情報番組に。
岡田春恵先生が、また登場し始めた。

これはいかん。
春の悪夢が蘇る。

とはいえ、世の中はコロナ第三波ということで、連日の報道。
外へ出かけろ、のGOTOがあるのだから、こんなことは想定内。

出かけないで暮らせる人ばかりではないし、出かける人がいないと暮らせない人も多い。
もちろん、私たちの職業もそう。
そうはいっても、肩身は狭い。


しかし。
ついこの前まで、県をまたぐな、東京を出るな東京に行くな、と言っていて故郷へも帰れない人ばかりだったのに。
あれれと気づいたら、みんなが争うように出かけるようになっていた。
まるでキツネにつままれたようだ。


そんなふうに、モノゴトが前のことをなかったことのように、さっぱりと変わっていく様を見ていると、なんだか変わっていない古ーい建物が急に新鮮に見えてくるから不思議だ。


遊歩道近くの、安っぽいモルタル造りのアパートなど、その、錆びついたような物干し台や、雑草の向こう開きっぱなしの玄関や、ツタが四方八方絡まった壁などが、なんだかすごくカッコいい。


一年前には、こんな建物早く壊したほうが防災的にも見た目的にもいいのに、と思ってたのに。
自分でも驚いてしまう。


人の思いや考えなんてものは、こんなに簡単に変わってしまうのだ。
まさに心もアップデート。

ううむ。なんとも。