「いのちの歌」
昨年、紅白で、作詞者でもある竹内まりやさんが歌われていたけど。

ほんとに素晴らしい作品だと思う。


やっぱり昨年。
広島でのテレビ収録で、出演者の皆さんと、この歌を唄った。
それが、この歌との出会い。

なんていい歌なんだろう。
送られてきた小さな譜面を見ると作曲者が村松崇継さん。

村松さんは「しゃくり泣き」という私のオリジナルも書いてくださっていた。
美しいメロディーをお持ちのかた。

すごいなあ村松さん。
お会いしたら、すごいすごいすごいを連発してしまうだろうと思いながら、そのままになってしまっていた。


でも、どうやらまたお会いできそう。

「いのちの歌」を、また聞く。
そして唄ってみる。

いつかは 誰でも
この星に さよならを


この場所で、やっぱり泣く。
ぐぐぐと胸がつまって泣く。
一年前よりもっと泣く。


そして、ああ、私、歌唄ってて良かったと思った。

「生き抜いてね、生き残ってね」
という、湯川さんの言葉の意味が、その時わかった。

そうだ、心をヤラレなければいいのだ。
コロナは、カラダだけじゃない、人の心をも動かなくさせていく。
どんどんどんどん、動かなくさせていく。

自分が無意味な存在に思えてくる。
歌い手なんて、無意味なものだと思えてくる。

いや、そうじゃない。
誰もがみな、無意味なんかじゃない。
自分を無意味と思うことは、誰をも無意味と思うことだ。

生き抜く、生き残る。は、そんな気持ちと闘う気持ちを持つこと。
一番手強い敵は、いつも自分自身の中にいる。



いつかこの星とさよならするまで、一生懸命生きなきゃ。
勇敢に生きなきゃ。


勇敢。いいな。