go toトラベルを、go toトラブルと。
みんなが間違って言ってしまうような。

そしてコイケさんは、相変わらず「具体的方策」を示さず、「お控えください」ばかり言う。

朝からこんなことで、気持ちがくさくさするのはイヤだなあと思うけど、目をそらすことのできない、進行中のことばかりなので、どうにもならない。


昨夜。新聞を読んでいたら。
息子が親に感染させ(とても気をつけていたのに)、お母さんが亡くなってしまった、という悔やみきれない想いの記事。

そのお母さんの歳はほぼ私と同じ。

ひえええ。

私は、そのまた親にうつさぬよう、毎日心を砕く。
二人の前でマスクをはずさぬようにする。
食事もさささと食べて、すぐ席を立つ。
そしてマスクをする。

なんだこれ状態。

こういう家族は、きっとごまんといる。

みんながマスクをして生活するなんて、ちょっと前だったら近未来恐怖ドラマだ。

でもこれが今の現実。


なんだか、またいやあな空気になってきたけど。
ちょこっと良いこともある。

親の家に行く途中の観光バスの事務所。
ここのガレージには、毎年ツバメがやってくる。
このことは、たびたび書いてるけど、ツバメはガレージの中のアチコチにその年どしで巣を作る。

そして今年。
もう来ないのかなあと案じていると、入り口に、新聞紙が敷いてある。

あ、この上だ。

新聞紙は、ツバメたち一家のフンの落とし場所。
ツバメの巣場所を提供しているバス会社の人たちの思いやりだ。
(だから車の屋根に新聞紙がある年も)

ちょうど通りから逆の位置なので、ガレージ内に入り込んで覗きこまないと見えない。
でも、私以外にもツバメ一家を気にしている人はいて、そっと覗き込んでる。

そして、ある日、その新聞紙が片づけられていた。
ちゃんと巣立ちをしたのだ。

また、このバス会社の人たちに感謝した。

今年はいつもの年ではない。
コロナのせいで、どれだけタイヘンなことになっているであろう観光バス。

なのに、今年もツバメを送り出してくれた。

毎年、お礼状を出そうと思う。
ツバメ一家になりかわり、お礼を申し上げたいと思う。
なのに、いつも出しそびれる。

今年こそ。と思う。
ツバメも観光バスも、がんばってと思う。
がんばれ、ツバメ。
がんばれ、観光バス。

がんばれ、私たち。