TBSラジオにうかがう。

構成台本に石井さんというお名前があって、この番組のパーソナリティーのお一人。

だいたいが、いい加減なニンゲンの私なので、ざざと目を通し、事前調べもなく、スタジオに入る。

アクリル板で仕切られたスタジオ。
そこにお二人のパーソナリティーが座っておられる。

ここに、と指示された場所に腰を落ち着けると、あれ。
そこに「西園寺くん」がいる。

古畑任三郎の優秀な部下の西園寺くん。

そうか、石井さんて石井正則さんだったか。


石井さんは、変わらず滑舌がよく気持ちがいい。


石井さんと疋田さんのお二人に、持参したCDをお渡しすると。
ああ、としみじみと興味深く手にとり眺めておられる。

どうやら。
このお二人にとって形のあるCDというモノが、ずいぶんと久しぶりだったようなのだ。


お二人とも、決して若くはないお歳。
なのに、そうか、もうこの世代では配信なのか。
あるいは、ネット上だけで済むものなのかもしれない。

私とて、もうCDをかける、という作業をしていないもんなあ。
ちょちょちょと気にになったものをユーチューブで見てるだけだものなあ。
(CDを売るものとしてはいかんだろ、これ)


「お話、オモシロかったです」
と、終わってから、トイレにわざわざ案内してくれた青年スタッフが言う。

私の話と彼のお母さまとがリンクしたらしい。
そうなのだ、どこでも私、お母さん世代、いや、おばあさん世代に入ってる。


今度の舞台でもおそらく最高齢なはず。

こりゃあたいへんだわ。
と思ってると、帰り際、生島さんに廊下で。

朝早い番組で、午後、仮眠をとってまた一仕事らしい。

そうだ、先輩はみなさん、がんばっておられるのだ。
ふうふう言ってる場合じゃない。
70代、80代の先輩方の顔を浮かべ、自分にカツを入れる。


カツをいれついでに、焼き肉を食す。
ニンニクオイル焼きも食す。

カツ!!


さ。
今日は老親の訪問診療だっ。
いざ参りますっ。

カーーーーツ!!!