職業に貴賤がないことは、重々承知している。

わかっている。

 

自分の職業だって、歌唄いなどという、世の中の生産性からいったら、なんにも産みだすことのできない職業。

 

天災などが起きるたび、その無力さに、呆然とする。

 

 

そんな私ですが。

 

新宿歌舞伎町でのクラスター発生の一つ。

それがホストクラブ。

 

これには、参りました。

はっきりいうと。

チョームカつきました。

 

なんとまあ、品のない発言と思われるかもしれませんが、ムカつき、怒ってさえおりました。

 

 

だって。

飲食店やら、劇場やら、シャンソニエを含めたライブハウスだって、みんなガマンしてるのに。

そんな中で、シャンパンタワーしたり、回し飲みしたり、恋人のようにくっついたりするというのです。

 

それが、ホストクラブのありかたなのだからという言い訳には、アタマから湯気が出そうになりました。

(もちろん、きちんとコロナ対策をしたホストクラブもあるそうですが)

 

 

世の中で、なくていい仕事というのは、ないのでしょう。

いわゆる「夜の街」だって、ニンゲンの営みの中で、あるべきものす。

そこに開く文化があります。

 

 

でも今。

回し飲みはあきません。

べったりもあきません。

いくら家賃が高いからといって、コロナ前と同じで、いいはずがない。

少なくとも、今は、絶対にいかんです。

 

 

この居酒屋さん、まだやってるのかなあ。

このラーメン屋さんは、大丈夫かなあ。

舞台で関わってきたスタッフ、どうしてるかなあ。

役者さんも、裏方さんも、そして、たくさんの音楽仲間も。

みんな、大丈夫かなあ。

 

 

ダイジョウブなんかじゃ、ないんです。

みんなダイジョウブなんかじゃない。

 

 

でも、少しでもダイジョウブになりたい。

感染者ゼロの日が続くことで、少しずつでもダイジョウブになりたい。

その希望の光を、どんどん遠くするヤツラ(ついにこんな言葉)は許せないっ。

 

私、怒ってます。

血圧上がるだけで、いいことないのに、怒ってます。

すごく、怒ってます。

 

てめーら、いいかげんにしろよっ!!

 

 

あ。あたし。やっぱりすごく怒ってる。