夜。

ラジオをつけてたら。

オモシロいお話が聞けた。

 

長崎大学の山本先生というかたの感染症の歴史みたいなお話で、途中からだったけど。

 

 

植民地時代、ヨーロッパから、あらゆる大陸に人が渡ると同時に、感染症を持ち込んだわけで、その時、先住民の人たちは当然「免疫」がないわけだから、ばたばたと死んでゆく。

その時、その死んでゆく大勢の先住民は、その事態に「神」の意志を思ってしまったのではないか。というのだ。

 

なんで私たちだけが死ぬんだ、これは「神」の意志なのか。

それで、まあ、全滅してインカ帝国なんかなくなっちゃったわけだけど、まるで自分ががっくりとヒザを落とした先住民になったような気持ちになった。

 

 

 

で。

この「免疫」って言葉の語源。

ペストがヨーロッパを襲っているとき、一回かかった人はもうかからない。

それで、そういう人が患者の世話なんかして報酬をもらっていたという。税金を免れたりしたという。

ここから「免疫」になったというのだ。

(もともとはじゃあ、免役かなあ)

 

 

今私たちを苦しめるこの新コロナも、いつしか他のコロナウィルスの風邪と同じように、共存していくのかもしれない。

 

そう思うと、私たちは今、人類の感染症の長い歴史の、その先端にいるのだなあと思えてくる。

 

 

最後に山本先生が。

ウィルスとは闘うというより共存共生の道をみつけることでしょうと。

フランスの大統領のように「戦争だ!」ということではないでしょうと。

 

なるほどなあ。

もうじっくりしますわ。

 

いつまで仕事ができないか、イライラしてくるけど、じっくりしますわ。

それしかできないし。

 

先見えないけど、じっくりしますわ。

 

はい、じっくりじっくり。

 

今やれること、探そ。