小気味よくて好きな「ドクターX」。
「いだてん」と並んで見逃さない番組。
で。その「ドクターX」で、「働き方改革」ってセリフが出てきた。
新米のナースが、この改革のために、勤務時間が限られ、もっと現場で勉強修練したいのにできない。
そして、それに伴って給料も低くなる。
なので、夜、ナースのコスプレバーみたいなとこでアルバイトしてるシーン。
あ、これって、美容院と全く同じだ。と思い出した。
先だって、いつもお世話になっている美容院のYさんにも同じことを聞いた。
「実は、この業界もタイヘンなんですよ。れいの働き方改革で、若い人たちが休みたくなくても休まなきゃならない。若いうちにたくさん覚えなきゃならないことがあるのに、それが制限される」
つまり、働きたくても働けない。ということなのだ。
手に職の仕事は、若いうちにどんどん吸収せねばならないことばかりなのに、それができない。
それに、残業がないぶん給料も低くなる。
時間はあってもお金がない。
このジレンマ。
「一週間の決まった休みのほかに七日間ですからねえ」
ええっ。そんなに。
これが「働き方改革」なのか。
聞けば、こうした「現場」では、みな苦労しているらしい。
へええと驚いたが、なるほどね、と昨日の「ドクターX」で納得した。
過労死が報じられてから、一気にこの「働き方改革」が進んだ。
でも、国と現場のこの違い。
(そうそう、あのチコちゃんでも、この言葉が出てきて番組作りに苦労してるなあ)
そうかあ、そんなことになってるんだなあ。
と、まわりを見渡しても、いっこうに幸せそうな風は感じられない。
やっぱりなんかおかしい。
どっか、おかしい。