アルバム「デラシネ」の中で。
「しゃくり泣き」を作曲してくださった村松崇継さん。
その村松さんのラジオにおじゃまする。
どこかのテレビでお会いして以来なので久しぶりだ。
村松さんは、髪をすっきり切っていて短髪な感じ。
ぐっと健康的に、しかも若くなってる。
いや、もともと若いのだ。
ヨコハマの港の見えるスタジオは、いつも気持ちがいい。
みんな仕事してるのに、どこか仕事じゃない気がする。
それはやはり港ヨコハマのせいだ。
村松さんは、最近お父さまを亡くされたという。
闘病生活を支え、見送り、どんなにつらい毎日だったことだろう。
そんな村松さんだから、新曲の「妻が願った最期の七日間」が、心に沁みるといって涙してくださるのだろう。
ガンで闘病していて、残された時間を数え、夫に残した詩。
それが「七日間」だ。
一日目には、料理、二日目には裁縫、三日目には片づけ、四日目にはドライブ、五日目には家族の誕生会、六日目には友だちと女子会、そして最後の七日目には、あなたと二人きりでゆっくりその時の来るのを待つ。
そんな一つ一つの事々は、元気な時にはなんてことないのに、それができなくなる日がくる。
それがなにより大切だったことに気づくことがある。
この詩をもとに覚和歌子さんが作詞をしてくれた。
さびのところ。
「普通の幸せしか望まないのに それがいちばん難しいのね」
さすが覚さんだ。
そうそうそうなのだ、普通の幸せがいちばん難しいのだった。
この歌は実は難しい。
私には音楽的に難しい。
だから唄う時には、ただただきちんと唄えることだけ考えている。
歌詞の間に、何かしらの私情の入り込む余裕がない。
だから、オモシロイ。
これまでこういう経験がないので、緊張するけどオモシロイ。
で。
この歌、来月リリース。キャンペーンにもうかがいます。
それまでに、しっかり歌詞覚えろよ、自分!!
はいっ!!