人の恋路を邪魔するものは・・。
とかいう慣用句というか諺というか。
そんなもんを思い出してしまう。
ニューヨークに留学している小室さんと、眞子さまのことだ。
小室さんのお母さんの借金問題で、幸せだった結婚話が一気に暗転した。
こんな母親を持つ男はろくでもない、とか、そんな男に持参金など渡せないとか。
まあ、そんな感じで一億総関係者みたいな感じになった。
でも。
眞子さまのお顔が暗くなって、一人ニューヨークで勉強する小室さんと会えないことが、どんなにつらいことなんだろうと想像すると、そりゃあそうだよつらいよ、恋の途中だもの。
わが身に置き換えても、ああ辛いああ会いたいと身悶えする気持ちになってくる。
その小室さんが大学を卒業するとかで、ニューヨークで取材するマスコミも多いらしい。
そのマスコミのカメラを、黙ってみつめるアメリカの学生の眼が多くを語っている。
なにこれ。なにこの人たち。
そりゃあそうだ、たった一人自分の人生を賭けて、やみくもに勉強する留学生を、こうしてはるばる日本から追いかけまわすマスコミの人たち。
そりゃあヘンだろうと思うよと、思う。
朝のワイドショーを見てたら。
この結婚についてどう思うかという、これまたおせっかいなアンケートをしていて。
でも、お、なかなかいいじゃんと思ったのが。
「結婚は当人同志のことだと思う」と答えた人が半数いたことだ。
あんな親を持った人はイヤだとか、持参金を断ればオッケーとか、そういう人たちが思いのほか少なかったことにも驚いた。
ほれほれ、みんなこんなに冷静ですぞ、と過熱するマスコミを笑うような結果になった。
というか、誰もみんなまったく普通に冷静なのだった。
浮足立っているのは、国民じゃなくマスコミ、マスメディア。
そんな図式があらわになってしまった。
恋は恋。
誰かが止められるものでも制御できるものでもない。
恋をしてはいけない、と止められる人が存在してはいけない。
だって、恋なのだもの。
こんな素晴らしい感情は、神さまからのプレゼント。
長く厳しい人生と人の世の、神さまからのギフト。
宝物だもの。
何言ってんですか、だって皇室ですよ、責任あるんですよ、と言う人もいるかもしれない。
そういう人には。
そんな無粋なこといわんでも、とお答えしよう。
それと。
歌唄わないですかとも聞こう。
歌の世界って、みんな恋だ愛だいってる。
ままならぬ恋を嘆き、会いたさに身を焦がし。
そんな歌唄ってませんか、カラオケで。
人は生まれを選べない。
貴賤を選べない。
だから、恋ってすごい。
なんでも飛び越えていく。
ああ、恋したい。