いやはや。
歌詞覚えの悪さには驚く。
いくらなんだって、こんなに悪かったかい。と思う。
若い頃に覚えたものは、なんだかんだいっても、出てくる。
復習する時間も短くてすむ。
でも、最近のものは、ぜんぜんあかん。
いやいや覚えたものなんか、もうすっかり頭のゴミ箱に入っている。
取りだすのも大騒ぎだ。
美空ひばりさんが、伝説の復活ドーム公演で、次から次へと唄ってさすがだなあ、やっぱり天才だなあと感心したけど、そりゃあそうなのだった。
ひばりさんは子供のころから唄っているのだ。
いくら私ごときだって、子供のころから唄ってたものなら忘れない。
(と思いたい)
で。
新曲の歌詞やら、仕事上で必要な古い歌の数々やら。
あっちが出てきたと思うとこっちが出ない。
モグラたたきのように、歌詞が出たり入ったりしてる。
あかんわあ、これあかんわあ。
テレビを見てても俳優の名前が出ない。
字面は何となく思い出すのだけど、形にならない。
その最たる人が、「相棒」の薫ちゃん。
一番最初の相棒だ。
役名が出て、その人の名前が出ないとは何事か、失礼だろう、とお会いしたこともないのに申し訳なく思う。
私は四文字の漢字で同じような画数の人が、どうも苦手らしい。
升目一杯に漢字が並んでいると、より覚えにくくなるアタマらしい。
たとえば。
横島道博とか溝岩孝蔵とか。
(あ、これ、まったくの例えの名前です。実在のかたではありません)
こういう人たちがバックミュージシャンだったら、これはもう絶望的だ。
歌詞覚えより、名前覚えが大変そうだ。
ああ、まったく困った。
きっと脳の中には、白いぽちぽちが、たくさんあるんだろうなあ。
神経ニューロンとかのつながりが悪くなってるんだろうなあ。
ま。しゃあない。
やれるとこまでやる。
あとは。
もう知-らないっと。