特殊詐欺。
いろんな方法で、人をだまし、金をとる。
その代表格、オレオレ詐欺が始まったのが2000年あたりだという。
それからというもの、その手口は巧妙化して、先だっては殺人まで起きた。
NHKラジオの「ごごラジ」。
昨日は経済が中心という日だそうで、一番経済と遠そうな私が、ゲストの一人として参加させていただいた。
この番組、今春から武内陶子さんがキャスターになっておられて、武内さんとは、ずっと前にテレビ収録現場の廊下でご挨拶して以来。
エネルギッシュで自在でありながら、きっちり要所を抑える技は、さすが。
私も武内さんも、ダマされないぞと思いながらダマされるタイプのようで、専門家の多田さんのお話に、うううむこれはと驚きあきれ、心配になる。
それほど、詐欺は巧妙化している。
私の母親は、電話がかかってくると、はい、と警戒した声で出る。
そして、「ええ、ええ」とあいづちを打っているうち、「いりません!」とか「わかりません!」と、ボツンと切る。
これがあまりに突然なので、いつも驚く。
切った後、「だって何言ってんだかわかんないもん」と言う。
耳の遠い高齢者に、ムズカシイ話は無理なのだった。
これはこれで、防御にもなるなあと思う。
だから、モンダイは、それより前の中高年。
もっと言えば、一人でいる時間の多い人。
そばに誰かいれば、すぐ相談できるのに、できない人。
お、これって他人事じゃあないぞ。
と思い当たる。
ええ、まさかあ。と思っていたけど、用心に越したことはない。
昨日の番組でのアンケートで、絶対自分はダイジョウブと思う人が70代に多かったのもおもしろい。
いやいや、そんなことないです。
ダマそうと思う人は、プロです。
次々に思いもしない技をしかけてきます。
どうか、くれぐれもご用心ください。
こちらの情報はなにがあっても教えないこと。
なにがあっても、です。
教えそうになってる自分がいたら、即、電話を切ること。
とりあえず、切っちゃうこと。
なるほど。
勉強になりました。