研ナオコさんとお嬢ちゃんのひとみちゃん。そして、中村中(あたる)ちゃんと会った瞬間。
一年前にフラッシュバックしていた。
去年、「歌縁」コンサートで数か所を、このメンバーはご一緒していた。
私的には、体調のひどく悪い時期だったので、どれだけ皆さんに助けられたかしれない。
そんな思いもあって、再会したときは、しっかり抱き合ってしまう。
ありがとう。そして、うれしい。のハグだ。
今年のこの「歌縁」中島みゆきリスペクトライブ。
昨日は、新宿文化センター。
まさに新宿の文化をになってきたホールだ。
横に広い客席。舞台から見ると、小さく感じるというのが良い劇場の指標だけど、まさに。
帝劇しかり、日生しかり、読売ホールしかり。
(今は、土地が高くなっているので、こういうホールはなかなか作れないような)
この公演では初めての由紀さん、藤澤さん、咲妃さんと6人。
それぞれが三曲ずつを唄う。
終わってみれば二時間半近くたっているのに、なんだかあっという間に思える。
一つ勘違いをしていた。
「帰省」という歌を、私はみゆきさんが唄われていたものだと思っていた。
そうではなかった。
由紀さんのオリジナルとして作られたものだった。
実はこの歌がものすごく好きだ。
問答無用にジンとする。
そのことを由紀さんにお聞きすると。
「そうなのよお。でも姉と二人で唄っていたので、どこかに姉の声が聞こえる気がしてねえ」
私も「十年」というオリジナル曲を作っていただいて、今回も唄った。
もう12年も経つというのに、いまだにムズカシイ歌だなあと思う。
テンポ一つを変えるだけで、見える風景が変わってくる。
この「十年」「遍路」「時は流れて」
この三曲で、今年の「歌縁」は終わった。
なんだか、すごくホッとして、ビールとハイボールを飲んだ。
いかにも新宿な店の新宿な味がした。
やっぱり好きだなあ、新宿。と思った。