大阪フェスティバルホールでの「徹子の部屋コンサート」。


加山さん、こうせつさん、リンダさん、八神さん、氷川さん。
こんなそうそうたるゲストの一人に加えていただけるのは、まったく光栄としかいえない。


これまでも、こうして「徹子の部屋」スタッフのかたがたには、お世話になってきた。


そのお心に報いたい、報いねば、と思い続けながら年月は経った。

いまだに、この程度の私ではあるけど、私なりの歌の道を進んできたとは思う。



シャンソンや、シャンソン的なものに興味を持たれる歌い手さんも増え、お尋ねを受けることも出てきた。


まったく違うジャンルで活躍されているのに、シャンソンの中の何かが、その方々の心を捉えるのだろう。
うれしいことだ。



終演後。
こうせつさんが挨拶でいわれた。


出演者みんなジャンルが違うのに、それを一つにまとめられちゃうのが徹子さんなのです。
徹子さんが真ん中にいるだけで、全部が纏まった楽しいショーになる。


本当にそうだ。
その時、ふと団子を思い出した。

六つの団子を貫く串、を思い出した。

徹子さんは、まさにその串のようだ。


これはすべてのことにあてはまる。

どんな所にでも行き、どんな人とでも会い、どんな服装どんなヘアスタイルもオーケー、タブーがない。
そのすべてが徹子さんだ。


徹子さんは宇宙人だよ。
恒例の焼肉打ち上げ会場で、隣のこうせつさんが感に耐えたように言われる。


その徹子さんは、変わらぬ見事な食欲で、次々と肉を制覇されている。
ああ、やっぱりスーパーウーマン。



黒柳徹子という人。
その物語はまだまだ続く。


徹子さんが放つ並々ならぬ光は、いつも私たちを照らし、楽しませてくれる。


徹子さんのいる時代に生まれ育ったことは、なんてラッキーなんだろう。


いやいや、自分もがんばらなくちゃ。
そう思い、もう一つ、肉を口にした。