TBSラジオのFine!!という番組収録にうかがう。
パーソナリティーの池田めぐみさんは、打ち合わせでは何も言わず、本番で次々にサプライズを出された。
その一。
先日のビルボードライブのチケット。
初めてシャンソンを聞いたということで、たいそう感動してくださったとのことに、うれしく感謝。
その二。
なんと、30年以上昔の「レ・ミゼラブル」のパンフレット。
初演のものなので、もう貴重品といってもいい。
「ここに、クミコさんが」
と開かれたページには若き私の写真と紹介文。
むむ。若い。
若いのは、姿だけでなく、そこで言ってることも。
のっけから「ミュージカルなんてすきじゃなかったんです」。
「所属事務所が勝手に応募したので怒りながらオーディション受けたんです。」
まあ、それはそうだけど。
あげく。最後に「世代のせいかメジャーはイヤだと思ってきたので、いま反省してます」の結び。
なんだこりゃあ。
こんな「やさぐれ者」をよく雇ってくれたものだ。
若き日のことは、たいてい恥ずかしい。
よくもこんなことと思うことばかり。
あんたねえ、よくそんなんで生きてきたねえ、この世界。
周りの人たちに感謝しなさいよ。
と、その頃の自分にいってやりたい。
でも。でも。
この「こわいものしらず」
やっぱり、なんだか愛おしい。
そして。
わざわざパンフレットを探して持参してくださった池田めぐみさんに感謝を。
ありがとうございました。
おかげで昔の自分と会えました。