つるむ。
悪いことでつるむ。
これ、いちばんナサケナイ。
人として、ナサケナイ。
最近のナサケナイつるみ一番が、バスケット選手の買春問題だった。
競技会で外国に行って、そこで日本のユニフォームのまま歓楽街に出かけ、そこで四人そろって買春したというもの。
日の丸を着たままなんちゅうことかと憤慨する人もいたけど、問題はほんとはそういうことじゃない気がする。
脱いでたからいいのか、わからなきゃいいのか、っていうのはちと違う気がする。
記者会見で協会長の三屋裕子さんが、生気のない絶望の表情をして「ナサケナイ」と言われたとき、そこに女性としての絶望を感じた。
これって、昔よくあった「妓生旅行」とおんなじだ。
東南アジアにみんなで出かけ、みんなで買春する。
そりゃあ、向うだってお金で商売してるんだからさ。という人もいるけど、みんなで一緒に女を買いに行くなんて、こんな恥ずかしいことはない。
一人で一生懸命口説いて、それで成就。
なんていうほうが、よっぽどいい。
まったくスケベなんだから、なんてあきれながら言える。
みんなと一緒だからやった。
悪いと知っててついやった。
これって、ほんとにナサケナイ。
こういう人が知り合いだったら、もう目を合わせられない。
合わせたくない。
他人だってそう思うのだから、三屋さん、それに家族の心境はいかばかりか。
大の男が四人でうなだれ、アタマを下げる。
ああ、ナサケナイ。
ナサケナイにもほどがある。