睡眠薬というのはすごいもので。
一昨日の夜に初めて飲んだクスリが、ことのほかアタマに作用して。
それで、見事にぼうとしました。
歌詞は飛ぶわ、アタマは真っ白になるわ、気持ちは悪いわ。
どうなることかと思いましたが。
本番は、「そこ」にいるお客さまの姿に、助けられました。
絶体絶命みたいな気分で舞台に立って。
でも、向う側に見えるお客さまたち。
その瞬間、自分でも驚くほど元気になったのです。
歌を伝える、歌を手渡す、そして喜んでいただく。
そういう歌い手の「義務」というか「使命」というか。
そうだ、ただそういうことなんだ。と、スッキリ。
ああ、唄うってうれしいなあ。
と思いました。
ということで、本番は、ダイジョウブ。
ご心配おかけしました。
スミマセン。
睡眠薬は、ほんとに注意がいると改めて。
少なくとも、唄う前日に、いつもと違うクスリを試すのは厳禁。
それにしても。
バタンキューのあの日々が懐かしい。
もう戻ってこないのでしょうか。
若さと睡眠。