今年最後のレコーディング。
新曲のカップリング曲一曲。
なにしろ乾燥している。
スタジオの冬の悩みはいつもこれで、声がだんだん枯れ気味になる。
どうしよ、と思い、そうだそうだと思い出した。
すぐにできる加湿。
それがスプレー。
中島みゆきリスペクトライブで隣の楽屋だった大竹しのぶさんが、
突然私の部屋にスプレー片手で現れ、しゅううしゅううと。
え、なになに。と驚いていると、それが加湿だった。
なるほどなあ。
それを思い出した。
百均で買ったスプレーが確かあったはず。
ごそごそ探してそれをひっつかみ、スタジオに向かう。
ところが、さすがに百均だけのことはある。
いくら調整しても、しゅううしゅううしない。
ぼとぼとする。
マイクを避けて、やってみたら、椅子に細かい水滴がびっしり。
これはあかんなあ。
そんなこんなで、はじまったレコーディングは、さくさく終了。
さあ、これであと一息。
もうちょっと仕事をして、終わりだ。
この「もうちょっと」がきつい。
誰でも経験してると思うけど、もうちょっとであっち側、という時がなかなかにキツい。シンドイ。
向う岸が見えているのに着けない、そんな感じだ。
さ。
今日もいくつかのことを頑張ろう。
忍び寄りそうになってる風邪の気配は、葛根湯とルルと紅参ドリンクで撃退。
あっちいけ、来るな、風邪ども。
皆さまも、きっとおんなじような状況かと。
お互い、もう少し、がんばりましょう。
ね。