歌。
って、人をまっすぐにしてしまうツールなんじゃないかと思う。
まっすぐに人生と向き合わせたり。
まっすぐに自分と向き合ったり。
まっすぐに愛のことを考えたり。
昨日、歌い手じゃないことをされている方たちとご一緒して、そんなこと思った。
役者だったり司会だったり、でも歌が好き。
そういうかたの歌を聴いていると、まったく「まっすぐ」なことに驚く。
これは、このかたたちに限らず、歌い手も、そして一般のかたたちも。
きっと同じなんじゃないかと思った。
歌う時って、なんだか「まっすぐ」になっちゃう。
だから、カラオケに行って、みんなで唄ったり、一人で唄ったり。
「まっすぐ」は、ココロの矯正かもしれない。
イヤな気持ちや、どろどろした気持ちを、人は抱えて生きる。
そうしているうち、なんだかココロの背骨みたいなもんが、だんだん曲がってきちゃう。
曲がってきたなとわかってしまう。
そういうとき、歌は助けになる。
歌は、たいてい光を歌う。
内容は闇でも、そこから光がみえるようにできている。
そういうもんが「歌」なんだろう。
楽屋のモニターテレビで、いろんな人の歌う表情を見ていて、その「まっすぐ」を見ていて、歌の力を思った。
歌の力。なんていうと大上段だな。
歌の作用。歌の効用。とでもいうのか。
これはクスリよりいい。
副作用がない。
歌うのも、聴くのも、どちらもココロに良い。
スゴイもんだな歌って。
と改めて思う朝であります。