政治は経済だよね。
戦争も経済だよね。
そんなことを、去年の女三人忘年会で話していたのだった。
ああ、イヤになっちゃう。
アメリカもフランスもイタリアも。
どんどん世界が不寛容になっている。
ドイツのメルケルって立派だよねえ。
ほとんど同い年のこの首相を、私たちは讃えた。
でも、きっと彼女も失脚しちゃうんだ。
悔しいけど。
人としての「理想」より、経済。
昨日、トランプ氏の会見で、また気分が悪くなった。
彼のいう「グレート」は経済だ。
アメリカをまたグレートな国にしよう。
世界中に、グレートな国だとまた思わせるんだ。
他の国の事、他の人の意見はいらない、自分の、自国の利益のことだけまくしたてる。
口を開けば、罵詈雑言と雇用。
私たちがアメリカをグレートだと思っていたのは、その懐の深さ。
何でも受け入れて、何らかの形になっていく。
それは、世界のどこでも見たことのない国だった。
だからグレートだった。
この男を「人間らしくていい」など言う人もいるけど。
核のボタンを握る大統領は、一家のオヤジではない。
ちゃぶ台をひっくり返していいのは、大統領ではない。
あああ。
これから数年間、この失礼な男を見なくちゃならないなんて。
この失礼な男に振り回される世界を見なくちゃならないなんて。
憂鬱だ。
あ。
それより、これから富山。
そして長野。
大雪、どうなっちゃんでしょう。
お客さまは、会場に来られるんでしょうか。
どうか、とどこおりなく進みますように。
私たちも、一本早い新幹線に乗ります。