あらら。もう4日。
昨日昼前、友人に会いに電車に乗ると。
見るからに陽気でデカい、アメリカ人女性三人が一緒に乗り込みました。
彼女たちみんな大きなリュックを持っています。
車内はけっこうな混雑。
突然、私の目の前にスニーカーが。
なんだこれ。
よおく見ると、小山のようなリュックの背中ポケットにスニーカーが突っ込まれています。
その先をよおく見ると、アメリカンの一人の頭が。
まるでタイタニックにぶつかった氷山と遭遇したような気分。
そうか、この人たちは、日本のルールを知らないんだな。
大きな荷物は、背負わずに降ろすこと。
(これって、日本に住んでる人でも、忘れがちだけど)
いやいや、アメリカなんてデカい国に生まれて住んでたら、しょうがないなあ。
家も土地もデカい。
しょうがないことかもしれんなあ。
などスニーカーから顔を避けながらひたすら辛抱してると。
斜め前で、さかんに鼻にティッシュをあててた初老の日本女性が。
「スラスラスラ・・・」
小さい優しい声で、その若いアメリカ女性たちに話しかけました。
「そういう大きな荷物はね、背負わずに、胸に抱えたりすると良いのよ。」
まあ、そんな感じでしょうか。
「ああ、そうなんですね、わかりました、ありがとう」
と、まあそんな感じで若いアメリカンたちも。
そして。
降りるとき。
「良い一日を」と、笑いながら挨拶。
おおお、なんとステキな。
なんとスマートな。
おそらく、その日本の女性は、海外に住んでいたことがあるのでしょう。
あるいは、仕事上で英語を使い慣れているのかもしれません。
でも、あまりに自然な、その「注意」の仕方に脱帽しました。
これぞまさに国際化。
ラジオで基礎英語を聞いてても、ぜんぜん進歩なしの私だけど、やっぱり続けようっと。
言葉は、人と通じあえる心のパスポートだもんなあ。
新年早々、いいもんを見ました。