いろんなところで育ち暮らした。
その一つが埼玉の越谷。
高校入学から大学卒業そして結婚まで。
かれこれ11年間。
そのころの越谷には湖などなかった。
いま、そこにはレイクタウンという大きな街ができ、駅もある。
そして、昨日。
私が越谷にいるころにダイエー、今はイオンに変わった建物の中にあるホール。
越谷サンシティホールで、合唱団の皆さんとコンサート。
入りきれないお客さまもいらして、終始なごやか。
「じつは私越谷にずっとおりました」
と話し出すと、「ええっ」とどよめき。
「紅白歌合戦に出場するとき春日部女子高の校長先生が、お祝いの羽子板を届けてくださいました」
というと、「わははは」とあったかい笑い。
同じ高校出身者も多いらしく、手を振る方も。
なんだか生まれ育った故郷に帰ってきたみたいだ。
実は体調はヤバかった。
でも、そんなもの、どこかに吹っ飛んだ。
吹っ飛ばさずしてどうしよう。
天国にいるような合唱団のハーモニーに包まれながら、これはたしかに「幸せ」というんだろうなあと思った。
サイン会では、昔住んでいた家のお隣の男性も。
「隣のOです」
知っているのは子供のOさん。
ああ、こんなに大きくなってしまった。
なんとまあ。
年月の速さ。不思議。
なんともまあ、ステキな時間でした。
歌を唄いだした若い日、まさかこのホールに立てる日が来るとは、思ってもいませんでした。
主催の皆さま、合唱の皆さま、お客さま。本当にありがとうございました。
で。
今日はこれから大船渡へ。
長い旅になりそうです。
道中。マスクして、声出さず、体力温存で舞台にのぞみましょう。
だって今日もまた、一期一会ですから。
よいさっ。っと。