まさか「ももクロ」の皆さんとご一緒することがあるなんて。
まったく思ってもいなかった。
ももクロ。この少女五人は、それはもうエネルギッシュで一生懸命で。
そしてなにより、可愛い。
松本さんと仕事をしたおかげで、こんな予想外の出来事が起きる。
松本さんご自身は「孫に自慢できる」と登場されたが。
子供も孫もいない私は、ただ自分の歌をひたすら唄う。
それにしても。
松本さんの詞は、どうして今もこうして若者に唄われるのだろう。
まず。制作サイドに、松本さんの信奉者が多い。
それから、若い人の気持ちを扱ったものが多い。
松田聖子さんのように、普遍的な若者の恋のメガヒット曲たちは、今も受け継がれる。
私的には、松本さんの作品では「ルビーの指環」が大好きで。
これを、昨日は少女たちが唄っていた。
とうぜん、彼女たちの生まれる前の歌。
男系の失恋の、なかなかの難曲だけど、それを歌わせたいディレクターの熱意を思う。
彼が、自身の想いを丁寧に、若い少女たちに伝えることで、歌はまた受け継がれる。
歌が残るには、こうして誰かの熱意と愛情が注がれているのだなあ。
半世紀も前に書かれた歌も、こうして今、これから半世紀を生きる若者に唄われる。
思えば、まったくスゴイことだなあ。
さ。
今日はキャンペーン。
志は高く、あきらめず、うつむかず、唄うことだ。
未来は、その人の向けた目の高さにやってくるのだから。